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列島いにしえ探訪 Poster Top
結界
青瓶 2459

「列島いにしえ探訪」
- Poster for“EXCURSION OF THE MIND" 104枚 -



■ 2002年10月23日、読売新聞大阪本社の「列島いにしえ探訪」に、104枚のポスター・ギャラリーが加わった。
http://osaka.yomiuri.co.jp/kodai/index.htm
 表紙デザイン並びにポスターの撮影・デザイン、Web制作は北澤事務所。

「列島いにしえ探訪」、Web上での案内には以下のようにある。
「読売新聞紙上に掲載された先史時代から江戸時代までの歴史・地史など、『いにしえ』の日本に関連する記事を幅広く選んで編集しています」

 本サイトは一日に数千人がコンスタントに訪れる。
 各種媒体でも度々紹介され、学校現場など教育関係からのアクセスも多い。
 Newsとして、あるいは資料的価値の意味からも、半ば公的な要素を持つコンテンツである。新聞社の文化的側面をある部分で表象している、と言ってもそれほど大袈裟ではないかもしれない。
 背後には記者の方々の地道な取材と編集、コモンセンスの蓄積がある。



■ 昨年(2001年)12月、私は36枚のポスターを制作し、ギャラリーとして公開していた。今回それをやや編集する。
 さらに、この6月に撮影したものの中から選別しまとめることとなった。
 計104枚。
 撮影は、奈良、吉野、琵琶湖界隈。京都から若狭へと脚を伸ばした。
 小型の車を借り、走行は高速を含まず600キロ弱である。
 デジタル処理およびポスターのデザインに三ヶ月をかける。
 元々はB0サイズで作っているものだから、DVDはグロスで消費した。
 Web用にリサイズし、ギャラリー全体の見せ方、つまりWebデザイン・構築に一月を要した。作品編集、ナビその他で多くの方々にご意見をいただいている。



■ 一体に、こういった作品群をどう評価すればいいのか。
「場」という視点もある。
 何故、写真単体ではなくポスターなのかという疑問も浮かぶ。
 または、Web上でそれをどう見せてゆくかという技法と思想の問題にも繋がってゆく。
 以下、雑感形式で、撮影から暗室処理、編集とギャラリー構築に関わる部分などについて、ある種の読み物として書いてゆければ、と思っている。
 つまり、「余滴」であろうか。
 尚、本作品群は、ある出版社から発行されるカメラ関係のムックにおいて、前後に分け掲載されることが決まっている。



2002_10_28

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「列島いにしえ探訪」読売新聞大阪へ

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