2010年8月 Archive

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     八月の夜の雲 2.
 
 
 
■ スタッフに連絡をして、さてこれからどうしようかと思う。
 どうしようもないのであって、とっとと定位置に戻るべきである。
 風は湿度を含んでいた。
 並列4気筒のエンジンは、踏むとうるさい。

 
     八月の夜の雲。
 
 
 
■ いつだったか小雨降る第三京浜を下っている。
 腹が減ったのでPAに入る。
 壁に向かいソースカツ丼を食べる。
 これのどこが一番人気なのかと、誰に問うわけでもない。
 
 
 
■ 車はVWのボーラだった。
 上から下までVWで、サイドミラーの小さいところまで同じである。
 ミュシュランは8分山。F355のように、コンソールのゴム部は溶けはじめている。

 
     夏の眠り 4.
 
 
 
■「夏服を着た女たち」という作品は、確かアーウィン・ショーである。
 調べないで書いているのだから、定かではない。
 
 
 
■ 最近青山界隈をうろつくことは少なく、近場ですましている。
 嘘のように脚のかたちの綺麗な妙齢が歩いていた。

 
     夏の眠り 3.
 
 
 
■ 男たちは何故走るか。
 と、言えば、それが無駄だからだろうと思う。
 
 
 
■ 女を口説くために酒場にいくのは、大体40前後くらいまでの間だろうか。
 段々メンドウになって、なぜホテステの方々の機嫌を取らねばならないかと反省をする。座敷犬の話を聞きにここにきたのか。

 
     夏の眠り 2.
 
 
 
■ あるポルシェ乗りの知人が、仕事を終え、家族が寝静まった後そっと部屋を抜け出すという。
 子供はまだ小さい。
 その寝顔をちらりと眺め、頬に触って布団を直すという。
 ゆっくり暖気ができなくてですね。
 住宅街であるならばそうだろう。
 彼は空冷だった。

 
     夏の眠り。
 
 
 
■ こうした題名の短編が書けそうである。
 私は多分書かないだろうけれども。
 遠くでサイレンの音がする。

 
     無駄のかたまり 2.
 
 
 
■ それを、シレッとした顔で乗ることが、果たして格好のいいことか。
 ちょっとだけ疑問である。
 先の尖った靴を履いた30男が、ちょっと前の雑誌に騙されてそれを買い、形から入って後で泣くというのはあるかもしれない。
 アライグマ系統なら性格がいいだろうと、抑えのつもりがムゴーイ目にあった友人は何人もいるが、その裏表なのである。

  
     無駄のかたまり。
 
 
 
■ ちょっと欲しいレンズが25である。
 単位書かなくても分かるでしょう。
 それを買ったからと言って、いい写真が撮れるという訳では全くない。
 FDの28や24で、あるいはもっと安価なレンズやボディで、先輩諸氏は見事な仕事をなされてこられた。
 今、それを最新の機材でやってみろと言われ、私を含め、よしと頷く方々はどれだけいるだろう。
 
 
 
■ 近場に車屋のようなものがある。
 ランド・ローバーの軍用みたいなそれが停まっていたり、あるいはライトが四つある黄金期のジャガーのクーペが売られている。ドアが2枚。
 180.乗り出しで210か220くらいか。
 追加整備で100は要る。一年のメンテ費が恐らくは同じくらいは必要になるだろう。
 エアコンは効かず、パワステは軽く、後部座席には小柄な年寄りしか乗せることはできない。減税などはもっての他で、リッターは都心なら4走ればいい方だ。

 
     時分の花。
 
 
 
■ 花伝書にそういう記載があった。
 そのときにしかできないもの、というのは確かにあるのだが、それから先のことを想像することが難しい。

 
     消耗品だ。
 
 
 
■ スダレやゴザというものは、おおむねひと夏でだめになる。
 16から17才。
 またはそれ以前の少年や少女たちと、どこか似ている。
 今しかないんだ。
 と、切羽詰まっていた時期が私にもあった。

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