冒険者たち 2.
■ この映画の主題のひとつは、青春の馬鹿騒ぎと三角関係である。
そういってしまえばそれまでなので、見るべきは細部、ディティールの情感ではないかと個人的には考えている。
■ とはいえ、これくらいの年齢になると笑いながら何度目かを見直すという訳でもなく、手元にDVDもしくはビデオがあったとして、体調を整えてから、と思うのは何故だろうか。
誰にでも思い当たる節があるからで、リノ・バンチュラがいい味を出していた。
2008年10月 Archive
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冒険者たち。
■ 原題を「LES AVENTURIERS」
ロベール・アンリコ監督。ジョゼ・ジョバンニ原作の名作である。
仔細は、かつて「青い瓶の話」に寄稿していただいていた十河さんの書かれたものにくわしい。ほとんどそこで言い尽くされているところも、ある。
■ 主演のアラン・ドロンというのは、実は案外な単車マニアであった。
冒頭に出てくるBMWのサイド・カーはアールズ・フォークで、R60だったか。
私自身サイド・カーを所有したことはない。欲しいなとも思っているのだが、置き場が車一台分は優にかかる。
若い頃、先輩のバイク乗りの方にカー側、それから単車側で何度か経験させていただいたことはある。
サイド・カーのカー側パッセンジャーというのは、ほぼ路肩、アルファルトの20から30センチ上空に顔がある。別にそのままシートに座っていてもいいのだが、こと少し速く走ろうとすると、サーカスのような按配になってしまう。
公道ではもちろん怖い。
■ 映画の中、ドロンはくるりと廻る。
これ、下手をするとカー側を軸にして空中に舞うところで、それがどういう感じかといえば、旧ドイツ軍が登場する戦争映画、その中にそうしたシーンが見られる。
チェックメイトキングツー、こちらホワイトロック。
軍曹が機関銃を撃つと独特の灰色をしたサイド・カーがひっくり返る。
あれですね。
三点支持のジャッキ・アップ現象とでも言うのか。
あるいは古いワーゲンやべレットGTの、一定の速度とコーナーで尻がフワリと浮かぶ様に似ているのか定かではない。
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ソリッド・ステート・サヴァイヴァー 2.
■ 次の代のM3では性格が変わった。
ボディが緩くなる。
前期・後期で排気量も馬力も違うのだが、軽く廻るのは先のものだと言われた。
■ 今30代前半なら、エンジンの当たりのついたものを買って潰すに手頃である。
昼飯代を削りオイルに金をかける。3000くらいで換えたりする。
バイク用オイルを転用するといいという話もあるが、その辺りはどうなんだろう。
ズリ、と滑る雨の降りはじめの首都高速の目地で、ちらっとカウンターを当てて喜ぶ独身さんいらっしゃい。
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ソリッド・ステート・サヴァイヴァー。
■ いつまでも漠然とはしていられないので、車を出すことにした。
M3のひとつ前のものが先行していく。色は曇った金色。
結構いじっているようで、あれはボンネットをカーボンに替えてるかな。
■ 私は初代のM3が好きである。
M1のエンジン。6気筒あったものをぶった切って4発にする。切った跡をボルトでふさぐ。
いかにも即席のレース仕様というところが物語だった。
今でもファンが多く、程度のいいものは結構な値付けをしているという。
いじればいじるだけコストもかかり、ま、確実な泥沼のひとつ。
男受けだけはする。
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京都から博多まで 2.
■ 新橋から銀座。あるいは錦糸町。
それも丁目や路地、またはビルのあれこれによって客層もヘルプも違う。
自腹ではこの辺り。相手によって時価なのもこの辺り。
かつて文壇の方々が半ば学割で飲んでいた跡は今は更地である。
■ 一気に博多まで、と言ってしまったところが新しかった。
阿久悠さんの作詞がである。
その距離に実感があった時代。
待つのではなく、ひたひたと惚れた男を追い詰める女。
ドウシタラヨカロ。
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京都から博多まで。
■ 辰己PAで漠然としていると、次は藤圭子さんである。
いくつくらいの時の歌か。
作詞は、先だって亡くなられた阿久悠さんだった。
ある種意志をもって、惚れた男を男を捜しながら流れてゆくというお話だった。
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トテモ上手にさそわれて。
■ ことのおこりはこの十三。
と言えば、また違うものになる。
ミナミとキタでは、自転車の乗り方も、パチンコのネオンの色さえも少し柄があるのだという。
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がまんできずに愛したの。
■ あるとき、辰己のPAで、いしだあゆみさんを聴いていた。
ピーナッツが歌った「大阪の女」である。
湿り具合と投げ出し方が微妙に違っていて、月の満ち欠けその前後という按配だろうか。
よい子は意味がわからなくていいのである。
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冬のあしおと 3.
■ 新しいパウダー。
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冬のあしおと 2.
■ 鳩笛を手に取った。
冬は7センチのヒールを履いて近づいてくる。
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