2004年05月31日

「緑色の坂の道」vol.2524

 
       残夢三昧。
 
 
 
 
■ という本が内田百門「砲△襦が まだ全部は読んでいない。
 通読していると、こちらに戻ってこれなくなるからだが、それにしても旨い題名だとは思う。
 
 
 
■ 中に「土手」という小品があった。
 何時だったか千葉方面に走っていって荒川の土手沿いの道を走った。
 雨は降っていなかったが、なるほどここがある種の境目であるのかと感じた。
 土手は長く黒く、盛り上がって続いていた。
 深夜営業のファミレスに入る。
 そこで働いている女性は、おそらく地元の人である。
 
 
 
■ するすると十年が過ぎた。
 あのときからでも五年は経っている。
 今自分はどこにいるのかというと、おぼつかなく、かといって留まっているともいえない。
 ファミレスから出ると、低いところに夜の雲が見えた。風の向きまでは分からないでいる。
 
 
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2004年05月30日

「緑色の坂の道」vol.2523

 
       夢の日。
 
 
 
 
■ 葉がゆれている。空は白い。
 髭を剃らず、煙草をくわえ、なるべく遠くをみようとする。
 すこし退屈だ。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2522

 
       皐月尽。
 
 
 
 
■ 緑坂Weblogを始めて数日が経った。
 このデザインテンプレートは、某社に勤めるY氏の構造化によるものである。Y氏とは以前仕事で一緒に動いたことがあり、彼の技はXMLやCSSの面では多分今一番信用ができる。
 不思議なもので、あいつ生意気だな、とか変なオヤジだなと、互いにガンを飛ばしていた時期があった方が、時を経ても記憶に残るのだろうか。あるMLで、結構なバトルをくりひろげたこともあった。
 カスタマイズは大胆不敵に行なっているつもりなのだが、なんといってもああた、専用のソフトがある訳でもないので、四苦八苦である。
 かつてhtmlを手書きで書いていた頃とほぼ同じ按配になっている。完成までの道はトオイ。
 
 
 
■ 本来こうした裏話は「青い瓶の話」に書くべきものだが、そのうちそうなるだろう。
 右上にある緑坂のロゴは95年とか6年の夏の頃合いに作ったもの。当時メモリが高価で、メモリの増設は16MBなどをつぎはぎしながら行なっていた。
 おかげで、肝心な時にOSが落ちる。多分Windows3.1で作成し、95でFTPをしていた。これではどうにもならないということで秋口辺り、Pentium Pro のPCを入れ、WindowsNT 4.0で組んだ覚えがある。
 NTは安定していたが、設定はやや難物だった。
 読売新聞のyominet、その文芸フォーラムが始まる頃合いである。
 
 
 
■ yominetは、当時数億円したかという強力なイントラネットの一部で、デフォルトのブラウザはNN、ネットスケープの3.0を想定していた。まだWebオーサリング・ツールというものが市販されておらず、htmlは全て手書きで行なった。
 エディタで雛型を作成し、そこに流し込んでゆくのだが、膨大な手間がかかったように記憶している。
 ただ問題はその中身であって、今読み返してどれだけ通用するかというと、その何割かには薄い自負がある。
 
 
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2004年05月29日

「緑色の坂の道」vol.2521

 
       豆ゆでる。
 
 
 
 
■ 歩いていて植え込みの葉を一枚ちぎる。
 口に含んでその端だけを噛む。
 豆のサラダ。透明な薄い酒。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2520

 
       白い風。
 
 
 
 
■ 夏の気配に。
 私は新しい石鹸をおろした。
 
 
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2004年05月28日

「緑色の坂の道」vol.2519

 
       濡れたブラウス。
 
 
 
 
■ ロマンチックというものがもしあるのだとして、それは声を落とすところから始まる。
 雨がそろそろあがる。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2518

 
       ブルースについて 2.
 
 
 
 
■ 年齢について考えることが時折ある。
 すこし眼も悪くなってきたからだが、悪いところは他にもいくつかあって、大体は性格なのだという。
 
 
 
■ ひとつのコーナーを速く廻ることは誰にでもできる。
 問題はそれを続けてゆくことで、それには時々死んだフリをしていたりもする。
 ピクリの部分。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2517

 
       ブルースについて。
 
 
 
 
■ ブルースっていいよな、というひとを私はあまり信用していない。
 何故なら、いいもわるいも、独りで聞く歌だからだ。
 
 
 
■ かく言いながら、旧い車のCDチェンジゃーには原田芳雄さんのアルバムが数枚入っている。
 どちらかといえば新宿系統で、切れのいい歌詞はと言えば「バカにしないでよ」の阿木曜子さんであったりした。
 打ち合わせの帰り、B4にある駐車場から車を出す。
 煙草をワンカートンと少し買ってあるので、一時間は無料だ。
 来たときに隣でエンジンをかけっぱなしにして眠っていたカローラのバンは既にいない。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2516

 
       君の胸の先の音。
 
 
 
 
■ というコピーを、昔書いたことがある。
 確か、荒れた海の画像をモノクロにした。
 
 
 
■ 今時分、こころは内側に畳まれる。
 夢枕に、女の指が数本立っていることもある。
 私はといえば、安いウィスキーをストレトで嘗め、黒い庭を眺め降ろしている。
 この辺りはただ、武蔵野だったのだともいう。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2515

 
       All of you.
 
 
 
 
■ 緑坂を再開した。
「ぶっきらぼうの街並みを」と書いたのは、つげ忠男さんだったか、まあそうではなかったとは思う。
 しばし、群れるのに飽きた。
 
 
 
■ 二週続けて江ノ島海岸にいった。
 もちろん深夜である。砂浜に下りたのは一度だけで、砂を手にとると微妙に黒くて重い。
 砂鉄が残りそうだ。
 どうってことはないよな、と思いながら134号線を流してゆく。
 一番の都会が横浜で、その先にはどうしてもゆけない。
 そんな地元車が何台か集まっている。
 
 
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「緑色の坂の道」vol.2514

 
       ひとつ湿った夜。
 
 
 
 
■ 坂道を下っていると見知らぬひとに声をかけられた。
 失礼ですがこのあたりで。
 前フリをつけて話すひとに会ったのはひさしぶりだ。
 
 
 
■ 私は足元を眺めた。
 夜にサンダルを履き、爪がすこし削れている。
 明日は雨になるのだろう。
 月の影が丸い。
 
 
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2004年05月24日

「緑色の坂の道」vol.2513

 
       濃い紫色の花。
 
 
 
 
■ が、好きだという女。
 肉のない背中。
 
 
 
■ 雲が低くなってきた。
 東から雨が近づく。
 常緑樹はふたつの風に揺れていて、眺めていると身もだえをしている。
 
 
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04_04_19

「緑色の坂の道」vol.2512

 
       常緑樹の下で。
 
 
 
 
■ ゆっくりと風の湿るのを待っている。
 
 
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04_04_19

「緑色の坂の道」vol.2511

 
       きみの濡れた日。
 
 
 
 
■ 花冷えという言葉がある。
 女の下腹のようなつめたさ。
 生ぬるい雨。
 
 
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2004年05月23日

「緑色の坂の道」vol.2510

 
       しばらく坂道。
 
 
 
■ 特別、花見というものをしない。
 何故かというと、埃っぽいのが神経にこたえるからだが、春というのはざらついているものである。
 昨晩雨が降って、風がとても冷たかった。
 開花はまだだろうと思っていると、曲がり角を過ぎて白い靄のような塊が広がった。横目で眺め、その先を急いでゆく。
 暫く坂道が続く。
 
 
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